2007年02月10日
勝手な同人用語辞典シリーズその4「誘い受け」
勝手な同人用語辞典シリーズ 『誘い受け』


前記事を書いた後に「そういやネット・同人の人間関係用語としての『誘い受け』の定義ってどういう解釈が一般的なんだろ?」と思ってググって解説を探してみたんですが、昔からの同人用語としてあるやおい・BLの1シチュエーションとしての解説(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%B6%A4%A4%BC%F5%A4%B1)ばかりで、人間関係用語としての解説は見つけることが出来ませんでした。しかし使用例はたくさんひっかかったのでネット用語としては(特に同人系では)広く使われているようです。また『誘い受け』を同時に『構ってちゃん』と表現している文章も散見されました。私の解釈では『構ってちゃん』のよくある行動の中の一つに『誘い受け』があるものだと考えます。

そんなこんなで適当な解説が見つからなかったので、派生語としての『誘い受け』の意味を説明するのにチャレンジしてみたいと思います。あくまで私の解釈ですが。



まず、この言葉が広がりだした頃は私は「『そんなことないよー』という言葉を誘導しようとする自己卑下発言」を『誘い受け』だと解釈していました。
(例・「下手くそな絵でゴメンナサイ(>_<;) 」「そんなことないですよー」←たとえ本当に下手だと思っていても普通の神経の人は「そうですよね〜」とは返せない)


そこから更に「そんなことないよ」に限らず「相手に自分の思い通りの言葉を言わせるよう誘導する自己卑下発言」に。
(例・「こんなもの書いても別に誰も見たくないですよね…」「見たいですよ〜!UPして下さいよ〜」←本当に見たくなくても普通の神経以下略)


更に「感想を誘導……というより強請する自己卑下発言」へ
(例・「感想がもらえるような作品じゃないことはわかっているんですが…でもあんまり反応がないとやっぱり……_| ̄|○」←関係ありませんが私は「_| ̄|○」が嫌いで今まで一度も使ったことがありません。今どうしてもここに使いたくて探すのに苦労しました。)
(例2・「感想もこないし、私なんか書いててもしょうがないんですよね……」←感想がこないとやめることを暗に匂わせてみる。そこから更に閉鎖・引退を表明して「やめないで下さい!」という言葉を誘導したりもする)




要するに「自己卑下・落ち込み・鬱・引退」などを武器に相手の良心につけこんで自分の欲しい言葉を誘導する事」を総じて『誘い受け』と言っていると思います。ネットの日記でそんな言葉をふりまかれたところでそんな日記はもう見なければいい(もしくは別の意味で楽しめばいい)だけの話ですが、無視出来ない知り合いやメッセ・チャットや掲示板書き込みやリアル会話の最中なんかでこれをやられるとかなりウザいです。自己卑下することによって自分を弱者の立場に置いた上で相手に言葉を強要しているわけですから。(「誘い受け」でググった時「感想乞食」という言葉と同列に使っている文章もありました。成る程です)

広く使われるようになって解釈の幅が広がりすぎてしまった感もあります。ただ「感想チョーダイ!!」と書くことも「誘い受け」だとするような文章もありました。正直に「感想欲しい」と書くことが「誘い受け」だとは私は思いません。「乞食」だとも思いません。
「誘い受け」で重要なのは「自分を弱者の立場に置いていること」だと私は思います。そうすることによって強制力が生まれます。気の弱い人はその強制に抗うことが出来ないでしょう。大衆の面前でそれに抗うのは場の空気を壊すことにもなるでしょう。だから「誘い受け」は卑怯なのです。


元の意味の「誘い受け」はWikipedia「腐女子」の項ではこのように説明されています。


誘い受け
基本的に優位にあり、行為のときに受けになる側。

http://ja.wikipedia.org/wiki/腐女子


「弱者を装うことにより優位に立ち、しかし欲しい言葉はもらうだけの立場」と置き換えればわかりやすいかと思います。


「誘い受け」の全てが悪いわけではありません。その技が有効な場合もあります。それは「好きな人からやられる」時限定です。そこも本来の意味と似ていて好きな人からの誘い受けはラブラブの攻にとっては嬉しかったりするわけです。しかし好きでもない人からやられる「誘い受け」はただひたすらウザくその人への悪印象悪感情のみが上昇してしまいます。有効が狙える大技はかける相手を見極める事こそが重要です。




追記・
どうでもいいんですがいえ本来のこのBlogの方向的にちっともよくないんですが、「誘い受け」の本来のやおい的BL的用法ではさきほどの

>「基本的に優位にあり、行為のときに受けになる側」

これ、ちょっと…ていうかかなりニュアンス違うと思うんですが。
もしかしてこれは構ってちゃんの誘い受けの意味が逆輸入、もしくは女性が自分優位のSEXに持ち込むテクニックが受に(女性は受に感情移入する事が多いことから)投影された解釈になってしまっているのではないでしょうか。
私が知る限り本来の意味での「誘い受け」には優位劣位という感覚はありません。もっと単純に「攻めがその気になるように暗に誘いをかける受け」くらいの意味だと思うのですがどうでしょう?>腐女子のみなさま
(それでそれがわかってるのにとぼけてみたりしてちょっといじめてから誘いにのってあげる攻めなシチュだと私的には萌え……ってそれこそどーでもいいですねスミマセン)
08:16 │comments(2)trackback(0)    ブログパーツ
同人用語シリーズ  | 同人誌人間関係


TrackBack URL

Comment

1. Posted by まゆぞう     2007年02月12日 13:47
こんにちは夜沙さん!
「基本的に優位にあり、行為のときに受けになる側」という定義だと『俺様受け』とか『男前受け』とか『下剋上』とか、下手すると『襲い受け』や『へたれ攻め』までもが全部『誘い受け』って事になっちゃいますよねー? 広すぎる…。
 夜沙さんの説に賛成。それも『暗に』っていう部分が特に(私的には)大切だと思います(笑)。『誘いながらもその気が無い風を装う』みたいな。『男前受け』等で受けが「やろーぜ!」とか宣言するのは『誘い受け』とはちょっと違うと言いたい。
 …つか、もっと前にこの記事を読んでいれば昨日一緒に飲んだ時に語れたのに!!
2. Posted by 夜沙     2007年02月13日 01:03  5
>まゆぞうさん

ですよねですよね〜!!同意が得られて大変心強いです!(私たちの嗜好が似ているだけなのかもしれませんがww)「ぜってー違うだろコレ」と思いつつWikipediaで異論申し立てをするだけのスキルがない自分が歯痒いのです。よよよ。

昨日の酒の席では非常に楽しいひと時を過ごすことが出来感謝です。次回はぜひ「誘い受け」で盛り上がりましょう!(いくらでも語れる自信がありますよフフフ…)

PS電王でも盛り上がれる事を期待

Send Comment

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
 
Attention
このページは同人誌・オタク・腐女子系話題を取り扱っています



FC2ブログランキング

にほんブログ村 漫画ブログ 同人へ
Profile